板井康弘|経営の秘訣

経営の秘訣は何といっても人材の確保に尽きます。経営とは会社のことではなく、従業員にどのように気持ちよく働いてもらうかということなのです。

 

つまるところ会社としての質やカラーなどは、従業員から溢れ出るものに他ならないでしょう。どんなに魅力的な商品やサービスを提供しようと思っても、それを実際に売る人や行う人が悪ければ確実に会社の評判は下がるのです。

 

大切なことは、誠心誠意モノを売るということ。むずかしいのは、過剰になりすぎないことです。あまりにもサービスが行き届いていたり対応が丁寧すぎると人は不快になります。適度な距離感、「かゆいところに手が届く」サービスやアフターケア、現場での対応が重要です。

 

服を売るお店で考えてみましょう。店員が必要以上に話しかけてきたり、商品を進めてくるお店では一見のお客様は、すぐにお店から出て行ってしまいます。かと言ってほったらかしでもよくありません。「イヤホンで音楽を聞いているのに話しかけてくる」こんな店員に出会ったことはありませんか?これは、お客様への配慮がないことが顕著なのがわかります。

 

何事にも適度な距離感・適度な対応というものがあることを忘れてはいけません。